マクロ料理教室(上級)2月
今回で最後の上級コース~5回大阪に通いましたが、終わってしまえばアッというまです
今度は師範科 上級と違って、料理と理論と実習や卒業制作などもあり。。。大変だ~~
授業は10回の講座になるので、また気合いを入れなおして 年末まで大阪に通います
<午前のメニュー>
栗の胚芽米リゾット ・ そば粉のガレット ・ きのことポタージュ2色スープのカプチーノ仕立て ・ ひじきれんこんサラダ ・ 発酵チーズケーキ風
午前は洋食料理
そば粉のガレットはクレープのようにデザートとしても美味しいけれど、今回のように簡単にゆで野菜を巻いてソースをかけても・・・美味しいしヘルシー
ソースは今回のように、ケチャップやバルサミコ、生姜や醤油で合わせて和風のソースでも合いますよ
<午後のメニュー>
玄米クリーム ・ ゴマ塩 ・ 塩鮭の頭と大豆 ・ きんぴら
上級最後の授業は、校長先生による基本で最も大切な食薬料理(食べる薬)
これらは見た目はとっても地味な料理ですが 『人の命を救う』 とっても重要なメニューです。 この料理を完璧に作れなければ、正食(マクロ)料理を学んだ意味がありません
今回私は玄米クリームを初めて手作りしましたが・・・・本当に大変
玄米クリームは、滋養があって胃腸に負担をかけないことから、あらゆる重病人の飲み物として、またアレルギーの赤ちゃんや母乳の代わりや離乳食にも使われます。
私のお店でもレトルトを売っているので、よく断食明けなどに食べてはいましたが。。。しかし、これほど手間暇のかかるものだとは知りませんでした
きつね色になるまで炒った玄米を、圧力釜で炊いた後さらし袋に入れて絞り出していきます
これが本当に大変~~~ 糊状になった玄米は、なかなか簡単に絞れません。。。
病気の人の為、赤ちゃんの為、この時金属製の道具は使いません
本当に人の手の力と根性と手間がかかります
そして、やっと絞ってクリーム状になった玄米を、今度は土鍋で炊いていきます
これが病人や母乳代わりの玄米クリームなら・・・何と 4~5時間かけて火を入れ続けるそうです
授業では20分程しか土鍋で炊く時間がありませんでしたが、それでも5人で作り始めて3時間近くかかりました
また、絞った後の玄米のカスも決して無駄にはしないのがマクロ料理
塩をまぶして、平たくしてオーブンで焼いたら~~~本物の 玄米せんべい の出来上がり
ほんのり塩味の香ばしい玄米は 本当に美味しかったーーーーー
校長先生の話では・・・今までの生徒さんの中で、余命3ケ月の肺がんのお父さんに毎日この玄米くクリームを作り病院に持っていき、のちに元気になって退院させることが出来た方がいたとのこと。。。それって奇跡に近いことですよね
でもこれを毎日、6時間近くかけて作り病院に届け続けるなんて。。。本当に簡単に出来ることではありません
「料理は技術ではありませんよ。 まごころと愛ですよ」 と教わったこの授業と校長先生に、感謝と感動を覚えた最後の授業でした
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